整形外科に行ったら「ストレートネックというか、逆に、お首が反りすぎですね。」と言われました。
さて、先日、産後整体にお越しのヒロミさん。
こんなことを言われていました。
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妊娠前からの首が凝りやすく、産後、更に痛くなったので整形外科でレントゲンとってもらったら、ドクターから、「ストレートどころか、逆に反りすぎですね。」って言われました。
対処法として、ドクターからは、首の筋力つけてねって言われただけ。
だから、筋力つけるとか、何かしないといけないことはわかっているけれど、どんな風に直せばよいのかわからないんです。
教えてくれたことをしたところで、痛みが消えません。
筋力のつけ方もわからないし、赤ちゃんのお世話で時間をとられて、そんなことをしている心の余裕もないです。
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このような事例、めっちゃ多いです。
最近は、産後整体でお越しの方も、腰、肩のお悩みがきっかけでお越しでも、よーくカウンセリングで聞いていくと、ストレートネックや首の反りすぎでお悩みだった方、相当多いですね。
【立位前屈 背骨チェック】
お首に着目してください。
産後ケア整体前:
お首の骨が、左側に寄っているのがわかりますね。
また、右手が長くなっています。
産後ケア整体後:
お首も真ん中で、屈折できています!
ご本人も、お首が軽く痛みなくなり、腰の痛みもなくなり、スッキリされておられました^^
まだ、手の長さに左右差があるので、まだまだ矯正施術が必要です。
この「ストレートどころか、逆に反りすぎですね。」なんですが、それについて解説したいと思います。
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まず、ストレートネックについて。
本来、後ろ側にカーブしてる首の骨が真っすぐになるって、おかしいですよね。
そのおかしいことになるほとんどの原因が、猫背。
人はデスクワークをする時、細かい作業を要するため、頭を前に出す姿勢がどうして多くなります。
今回のヒロミさんも、そもそもデスクワークで首が前に出ている癖は自覚があり、日常的にお首が痛くなっていたようで、それが産後、ひどくなったようです。
頭自体は体重の7分の1ほどありますので、だいたい女性で、8キロ前後ほど。
それを支えるために骨盤が後傾、身体全体が後ろ側に体重をかけるようになります。
その際にお腹で支える力がないと、背中が曲がり猫背に。
猫背になると、体の仕組み上、そのままでは目線が下を向くことになります。
産後のよくする動作で言うと、授乳姿勢で、よく皆さん、コレになっています!!
みてて、角度45度くらいの方もかなり多いですね。
可愛い赤ちゃんを見がちなので、ついつい猫背になっちゃいうんですよねー( *´艸`)
その産後の猫背授乳解消法は、「産後以降の自分でできる骨盤矯正法!骨盤12㎝ダウンの実績多数の9つステップメール」でお話ししているので、忘れた方はまた読んで実践して下さいね♪
で、猫背になり前が見えなくなってしまうのは生活しにくいので、顎を突き出す姿勢を作ることで、作業のしやすい位置に調整し、ストレートネックが形成されてきます。
つまり、猫背とうつむきがひどくなると、ストレートネックになっちゃうということです。
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では、次に、「ストレートどころか、逆に反りすぎですね。」のメカニズムです。
このお首の状態で重い頭を支えるために、お首に何㎏の重さがかかっていると思いますか?
正しいまっすぐな状態で、3分の2の5、6キロ前後。
正しい首の形勢だど、程よくカーブしているため、お首以外の周りの筋肉に分散でき、逆に軽くなるんですね。
15度角度で、12キロ前後
30度角度で、18キロ前後
45度角度で、22キロ前後
に増えていきます。
ぎょえー!!ですよね。
その負担を首、肩、背中の筋肉を総動員して支えなければならず、肩こりがひどくなります。
その状態で、頭を上げると、肩が盛り上がっているので、頭が後ろに反り、肩とお首の境目が反り過ぎの状態になります。
これが、ヒロミさんの症状の、「ストレートどころか、逆に反りすぎですね。」です。
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ヒロミさんは左右差もあったので、その改善もさせていただきました。
一回でかなり改善できたので、ご本人のモチベーションも上がったと思います^^
この継続が正しい筋力を形成し、本当の意味での改善になるので、引き続きサポートさせていきたいと思います。
このストレートネックの改善方法ですが、
・まず後傾している骨盤から調整。次に腰、背中、首の関節をほぐし、調整。
・関節周りの柔軟性を回復させることで、各部の負担を取りのぞく。
のみならず、
・その方の今の症状にあった、適切なトレーニングによる支える力となる形成
・また、それを維持する継続的な筋力
が必要になります^^